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Hollywood reporter:Michael Rooker on 'Guardians of the Galaxy 2'

Vol.2 公開前のルーカーさんへの短いインタビュー。

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 Vol.2ではもう少しヨンドゥの活躍が見られるのでしょうか?
たぶんね。きみからどういうチップをもらえるかによる。たっぷりチップを出せばもっと見られる可能性はあるよ。小切手不可、現金のみで。

我々が最後にヨンドゥを見たとき彼はスター・ロード(クリス・プラット)に騙されたところでした。次作で彼は仕返しに行く?
うーんと、ヨンドゥが彼を仲間に引き入れて彼の人生と生活を変えて以来、あのkid(スター・ロード)は可哀想なヨンドゥを騙し続けてるんだ。ヨンドゥは絶えず彼に騙されてるんだけど、ちなみに(ヨンドゥが彼に)騙し方を教えたんだ。ヨンドゥは人生を通じてスター・ロードの偉大な教師なんだと思う。一作目の出来事があったとき、俺が話をした人の大半にあの時の感情を聞かれたんだけど、俺が見せたかったのは誇らしい瞬間だったんだ。彼を誇りに思ってた。怒ってやり返してやるって思ってた訳じゃないんだ。あのシーン全体で俺が思っていたことは彼にその能力がある事を誇りに思っているということだった。それはこの過酷な環境で(スター・ロードが)一日でも長く生き延びられるってことだから。

あなたはこの仕事を始めて長いですが、撮影現場では誰か年下の俳優の指導者でしたか?
いや、まさか。かなりのチップを貰わない限りできるだけ自分の知識は漏らさないようにしてる(笑) 真面目な話、頼まれない限りは何があっても絶対他の俳優や誰かにアドバイスはしない、ってことは早いうちに学ぶものだよ。ジェームズ・ガンを除いてはね。彼には絶えずアドバイスをしてる。不運なことにまったく聞いてくれないけど(笑) 幸運なことにって言うべきだね、彼はなんであれ自分だけで本当に上手くこなすから。俺のアドバイスを聞き入れないでくれてありがとう。

撮影現場でのガンとの関係はどうですか?
ほぼ今説明した通りだよ。彼がからかって俺がからかう。彼がアドバイスして俺は聞き入れない。俺がアドバイスして、時々彼は聞き入れる。たまにだけど。

ガーディアンズ2について彼に何かアドバイスはしましたか?
(笑) うん、雇ってくれって。俺を使ってくれ、ガン監督。ヨンドゥがいい役なのはわかってる。気に入ってるんだ。続編にもまた雇ってくれ。

ヨンドゥは独特な外見をしていますよね。メイクアップの過程はどんなもの?
最初より1時間半くらい短縮したよ。だから今は2時間半かな。

新作ではヨンドゥのモホークが少し大きくなりましたよね。
そうなんだ! フィンって呼ばれ始めてて、気に入ってるんだ。コミックに出てくるフィンに似ていて大きくなったんだよ。オリジナルに近い。今回は予算が多かったんじゃないかな、天井の高い船を作ることができたんだ。前作では俺の船は小さくて天井が低くて頭をぶつけ続けてたからね。一つ目を見て二つ目を見ると思わず「ワオ! 二作目サイコー!」って言っちゃう。あれをつけてるのをすぐ忘れていつも頭をぶつけるんだよね。フィンの縁をぶつけちゃうから、トレーラーのドアフレームにテープを貼って目印にしてる。頭より8インチくらい高くて鼻より2インチくらい前に飛び出してるフィンをつけてるってことを思い出すために。

ヨンドゥはコミックとは少し違った形で登場していますよね。コミックは参考に読んでいますか?
いいや。少し読み始めたらガンに「記憶を新しくしないで」と言われた。我々のヨンドゥは明らかにコミックとは違うんだ。俺は腰巻をつけてないし、コミックでは持ってたナイフを持ってない。

ですがあのかっこいい矢を持っていますよね。
そう、俺の矢はクレイジーなほど楽しいよ。矢の扱いがすごく上達したよ。口笛を吹けば矢が飛ぶんだ。現場ではよく見ておかないといけなかった、完璧に制御できる訳じゃないからね。口笛を吹いて矢を飛ばしてて、時々ダスターに穴を開けちゃったんだ――俺のジャケットにね。機会があればコンベンションに参加してるんだけど、ママやパパが小さな子を連れて来て、俺が軽く口笛を吹いてちょっとジャケットを翻すとその子たちが完全に熱狂した目をするのが大好きなんだ。ああ、あと前作でのヨンドゥの台詞を『ブラー・ブルー・ディビー・ダバ・ドゥー・ブゥー…』って喋ったときにね。

その台詞はあなたのアドリブだったと聞きました。
(笑) うん、台本には『blah, blah, blah』って書いてあった。脚本家はいつもそうなんだよ。『blah, blah, blah』として始まったんだけど、当日その瞬間に変えたんだ。『ブラー・ブラー・ブラー・ブルー・ブリー・バー・ダ・バ・ダ』って。そしたらガンが訳わからない状態になってあれこれ付け加え始めて、俺も付け加え始めた。すっかり馬鹿げた出来事になったよ。

二作目にアドリブシーンはありましたか?
ガーディアンズに関しては全部が即興だと思うよ。ジェームズ・ガンもたぶんこの発言に同意するはず。仮に台本に書いてあったとしても俺の口から何が飛び出すか彼はちゃんとわかってないと思う。それが気に入ってるんだよ、じゃなきゃ俺をクビにしてるだろうから。

まるでヨンドゥのようなワイルド・カードですね。
俺は確実にワイルド・カードだよ。

ディズニーランドにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを元にした新アトラクションができていますね。もう乗りましたか?
乗ってないんだ。すごく待ち遠しいよ。早く見たくて仕方ないし乗りたくて仕方ない――乗るのは違うかも。俺からするとちょっと怖そうだからさ。だけどどうにか見て体験したいのは確かだよ。クールだろうなって事だけは言える。

ヨンドゥもアトラクションに加わるのでしょうか?
そうだな、作中のキャラクターのアートワークや何かがあるのは確かだよ。

出演は頼まれていない?
改装した事すら知らなかったよ。俺たちは忙しく働いてるからね。いつスタートしたのかもよくわかってない。俺もみんなと同じくらいびっくりしたんだ。クールだ、乗りに行きたいなって思ったよ。俺たちにすべて教えてくれるわけじゃないんだ。役者には明かされないんだよ。彼らは俺たちを理解してる。俺たちに喋らせると突然これはヨンドゥが主役のアトラクションだって話になる(笑) そんなこと言わないけどね、もちろん。俺は絶対ミスリードしたりしないよ。

私は今この会話を深読みしてしまっているのですが…
完全に深読みしてるね。信用してくれ、俺はインタビューにどう対処するかを学習してきたんだ。時にインタビューで喋るとネタバレになるから話せない場合どう乗りきればいいか知ってると思う。ミスリードするんだ。「現時点ではそれについては何も言えません」って答える代わりに全力で相手を振り切ろうとする方がずっと楽しいと思って。

あなたは数十年間映画の仕事をしていますが、今はガーディアンズのような巨大な作品によって桁違いのレベルにいますよね。生活は大きく変わりましたか?
ウォーキング・デッドだったり色々な出演作品のおかげでよく気づかれてきたけど、これはレベルが違うね。もう飛行機から降りられないんだ。一体彼らがなんで知ってるのか、どうやって見つけ出してるのかわからない。乗客目録か何かを入手する興味深い秘密のやり口があるはずなんだよ。

みんな持ってるルーカー追跡アプリがあるんですよ。
まじかよ! 友達にそのアプリ作ってもらおう。俺が小さい装置をベルトにつけるとみんなその時に俺がどこにいるか正確にわかるんだ。すごく怖いだろうね!