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A Chat with Michael Rooker(Premium Hollywood)

A Chat with Michael Rooker

 

私の知る限り、"ルーカー流"という形容詞はまだ大流行の軌道に乗ってはいないが、マイケル・ルーカーが電話をかけてきて次の仕事のために国を横断している真っ最中だと話すとき……なぜだろう、まさに期待通りの行動だと感じた。俳優としてのキャリアの中でクレイジーなマザーファッカーをたくさん演じているとはいえ、ルーカーは今でもどうにか一般人の素質のようなものを持っていて、それゆえ彼が飛行機をパスしてクロスカントリー・ドライブの風景を眺めながら2,3日を過ごす方を選ぶ、という事を受け入れるのは容易い。Premium Hollywoodはマックス・バルトリ監督『スペースシャトル2025』の公開に伴いルーカーと喋る機会を得たのだが、AMC『ウォーキング・デッド』における彼のキャラクターの見通しについて若干の情報を得たり、『モール・ラッツ』『シーオブラブ』『スリザー』での経験について話を聞いたり、『JFK』への賛辞を聞く事もできた。

 

Bullz-Eye(以下BE):ドライブの調子はどう?
マイケル・ルーカー(以下ルーカー):すごくいいよ。今は雷雨の中にいるけど平気。これから再スタートしてきみとおしゃべりするところ。
BE:今どこにいるの?
ルーカー:テキサス州オデッサの近く。20号線の上にいる。10号線を走ってたんだけど10号線と20号線に分かれて、今ダラスの方に向かってることになる。オデッサとミッドランドを抜けたらフォートワースとダラスに入るよ。
BE:あなたが次の仕事に向けてドライブしてるという事実はとても"ルーカー流"だと妻に話したんだ。
ルーカー:(爆笑) いつもドライブするんだよ、なんだかクレイジーだけどそうしてるんだ。妻(My better half)はいつも「飛行機に乗っちゃえばいいのに」って不思議がるんだ。でも快適だしリラックスできるんだよ。仕事の用意や心の準備をする手助けになるし、仕事の後には帰路で自分をデフラグする手助けになる。
BE:パーフェクトな組み合わせのようだね。
ルーカー:今のところ順調だよ。これまでのところはうまくいってる…それを証明するために車で45万キロくらい走ったしね!(笑) この旅の最後にはそれに1万6000キロ加算されるから46万6000キロに届くはず。
BE:僕はヒュンダイエラントラで24万キロ以上走ったけど、あなたの見てきた物事の半分も見てないはずだと思う。
ルーカー:(笑) それでも旅をする必要がある、だろ?
BE:娘ができる前はもっと旅行してたね。
ルーカー:そうだろうね!
BE:それで、『スペースシャトル2025』にはどのように出会ったの? なぜなら出演者は確実に好意で出演しているとわかっているから。
ルーカー:ああ、あれは土壇場の電話だったんだ……俺にとってはね。本当にすぐ決まった。確かウィルミントン・エリアの南の方で映画の仕事をしてて、電話がかかってきたんだ。それから台本をもらって、それがクールな感じだった。でもとにかく展開が速くてさ。だけど俺は「イーストコーストにいるからやれると思う」とだけ答えた。友達2,3人をつかまえて一緒に台詞を読んでもらって、運転して行って、一日で全部役割を済ませて、戻って来たんだ。
BE:ワオ。
ルーカー:(笑) すごく早い仕事だったよ…それに楽だったね。クレイジーなタイプのすごく早くて軽い仕事だった。一日で役を果たしたことは今までなかったね。どうかしてたよ! あれをしょっちゅうやりたくはないけど、クレイジーな経験だったし、マックスを始めとして関わったみんなと今でも友達なんだ。きみが言ったように全体が好意による仕事で、それに参加できたことを誇りに思ったよ。
BE:ネタバレは無しで少しだけ今作でのあなたのキャラクターについて話してもらえる?
ルーカー:俺の演じる男は…(口ごもる) エイリアンなんだ。ヒトを弄んで楽しんでるエイリアンって感じだよ(笑) これ以上はあまり言いたくないけど、本当にそんな感じ。彼らを酷い目に遭わせるんだ。彼らの脳みそを使ってふざけたり、彼らの思考パターン、彼らが見ていると思っているものや見ていないものを弄り回したり。彼らにとっては異常で奇妙だよ。もちろん俺のキャラクターとしては、当然準備の時間はそんなに取れなかったから、行って撮ったというだけ。本当にすぐに台詞を覚えて、それから現場に着いたらマックスに「ああ、台詞のことは忘れて。きみの普段の言葉で喋って」と言われて、「え?」って(笑) 「うーん、わかったよマックス、オッケー…」。だから基本的に全部アドリブなんだ。全部のシーンを即興でやった。台詞を基に気の利いた言葉を加えたり変えたり、新しい言い方を考えたり、新しい組み合わせのパターンを使ったり……それを全部一晩のうちにやったんだ。クレイジーだったぜ。まったくクレイジーだ! 一体どうやったのか今でもわからないよ……
BE:今作の他にもあなたの経歴の中には確かにSF作品があるけど、元々SFファンなの? このジャンルはおもしろい?
ルーカー:うん。SFはおもしろい。ホラーとSFが好き。でもコメディーも好きなんだ。だからジェームズ・ガンと働くのがすごく楽しいんだと思う、彼はSFやホラーや前述の全てをまぜこぜにするからね。それが楽しいんだ。でも俺はコメディーを観て育ったってことも言っておかないと。アボットコステロや三ばか大将なんかのコメディアンたちをね。コメディーが俺の必需品だったし、今でも大好きだ。出演するのも大好きだよ。スラップスティック(どたばた喜劇)とかファルス(笑劇)とかブロードコメディー(身体を張ったコメディ)が大好きなんだ。でも俺が演じてきた役を見てたらそうは思わないよね(笑) やるべきことをやるだけなのさ! 目の前にあったり自分の皿の上にある物事にイエスかノーかを答えるんだ。俺はコメディアンだとかそういうタイプには見られてないから、自分にあった役をやって暮らしてるんだよ……それに自分の出てる作品も大好きだし楽しんでる。
BE:それなら『モール・ラッツ』に出る機会は喜ばしかったんじゃ?
ルーカー:『モール・ラッツ』は……完璧にステキな大ゴケ映画だったね(笑) すごく楽しかったよ。あの映画やあのスタイルが大好きなファンが山ほどいるんだ…俺も大好きだよ! 『モール・ラッツ』の撮影は素晴らしい時間だった。
BE:ケヴィン・スミスとの仕事はどうだった? 『クラークス』後の初の大作映画だということを考えると彼はとても不安だったはずだよね。
ルーカー:それがね、彼はそれをおくびにも出さなかったんだ。とても寛いでとてもリラックスしてたし、常に……うーん、あれは全部彼の生来の性質なんだと思うね。そういう人なんだ。俺が見ていた限り緊張感は一切表さなかったよ。
BE:はじめこのインタビューをセッティングしていた時、あなたは旅の途中でジョージアを通る事になるだろうとコメントしたよね。それは『ウォーキング・デッド』関係で?
ルーカー:いや、ジョージア州のベインブリッジっていう小さな街に向かってて、そこで2,3日小規模な映画の撮影をするんだ。それからそこを出てヴァージニアで『スペースシャトル2025』のプレミアに出席するんだけど、帰る前に撮影を終わらせに街に戻る予定だよ。フロリダ州タラハシーの境を越えてアトランタの南に行く。あの地域のあたりってこと。でもアトランタを経由するかな。アトランタを抜けるかもしれないし、その前にちょっと短縮してさらに南に行くかも。だけど、言っておくけど、アトランタは大好きなんだけど『ウォーキング・デッド』の撮影期間中は猛烈に蒸し暑かった。あの気温じゃ悲惨だっただろうって思われるかもしれないけど、でも良い時間でもあったんだ。クレイジーな作品だったよ。あれはアツくなるぜ。とびきりの作品だ。製作中はすごく楽しかったし、フランク・ダラボンやキャスト、クルーのみんなと仕事をするのは爽快だった。素晴らしい時間を過ごしたよ。
BE:こちらの気持ちは最高潮だよ。
ルーカー:中央アメリカ州の視聴者やみんなが観て楽しんでくれることを本当に願ってる、だってそこで撮ったシーンの仕事量はかなりのものだからね……俺たちが完成させたものはすごいよ。参加していて度肝を抜かれた。

BE:評判が爆発しているので初回を莫大な視聴者が観る事は確定していると思う。観客がそれ以降も受け入れてくれることを願ってます。
ルーカー:うん、ぜひ視聴者が第一話以降も受け入れてくれることを願おう……だって俺は第一話にいないからね!(笑) だからそうだね、また観てくれるくらい気に入ってもらえることを願おう。そうじゃなきゃ俺を観てもらえないから!
BE:メルルについて少し教えてもらってもいい?
ルーカー:メルルはサバイバーなんだ。純然たるサバイバーだ。彼と弟はゾンビ・アポカリプスの生存者で、すごいのが… (口ごもる) ちょっと話は逸れるけど、ああいう仕事をしていて脚本を読んでるとき……みんなドラマの原作の本を読んだかわからないけど、読んだら「なんてことだ、これは実現する可能性があるぞ!」って軽く信じ始めるんだ(笑) コミックを読んでいて「ワオ、これが本当に起きたらどうしよう?」って。超怖いよ! だけどとにかくすごくおもしろかったし、メルルを演じるのは楽しかった。メルル・ディクソンとダリル・ディクソン。スペルがどうであれ、紳士淑女のみなさん、Daryl(ダリル)じゃないよ。Derle(デルル)だよ(笑) 頭に叩き込んでくれ、DarylじゃなくてDerle。俺はメルル。要約するとそうなる。二人の内だと俺はより危険な方だけど、俺たちは二人とも完全にクレイジーなんだ。クレイジー、クレイジー、クレイジー。
BE:T-Dog(アイアン・シングルトン)が地面に横たわっている傍らで銃を振り回してるメルルの素晴らしいプロモショットがあるよね。
ルーカー:ああ、なんてこった。あのさ、あれはさ、オーケーみんな、あのショットは大好きだしあのシーンを撮った日は良い時間を過ごしたけど、ルーカーは一体何回……(溜息) つまり、なあ、もうちょっと俺が親切にしてるタイミングにできなかったの? あのドラマの中で俺が親切にしてたシーンがあるかはわからないからそれが問題なのかもしれないけどさ。でも確実にもっとハンサムなショットはあったはずだよ。
BE:うーん、公平な立場で言うと、あなたがT-Dogに花束か何かを手渡すシーンを出されても誰もあなたに気付かないと思うよ。
ルーカー:その通りだ! それか床屋につかまった後に残ったちょこっとの髪を梳かしてる俺のショットとか(笑) ああまったく、あれはすごくクレイジーな一日だったよ。やれやれ。あのシーンの撮影は素晴らしい時間だった。
BE:ええと、Facebookに今日あなたと話す予定だと投稿したとき、最初に反応した人が「イエス!『シー・オブ・ラブ』!」と書いてたんだ。
ルーカー:(笑) イエス
BE:なのであの映画に携わった経験について聞くべきだと。
ルーカー:そうだね、素晴らしい人たちと一緒に仕事してた。長年経っても関係者のみんなと友達なんだ……プロデューサーたち、マーティ・ブレグマン、彼の息子のマイケル、それにアル。全員が素晴らしかったんだ。でもみんなプロフェッショナルで仕事熱心でね。俺の家系は代々すごくタフで頑固な労働階級で、撮影現場で俺が好きなのはそういうことなんだ。映画に出演したら働きたいし、長くてキツい仕事でも気にならない。楽しいことでもあるしチャレンジングなんだ。それが好きだし、『シー・オブ・ラブ』はそういう作品だった。素晴らしい映画だったし一生懸命働いたよ。どれくらい頑張ったか話させてくれ(笑) 俺は飛行機で行って、キャスティングされたんだけど、キャスティングされた唯一の理由がリーディングの間にマーティ・ブレグマンとアル・パチーノをビビらせたからだったんだ。リーディングの間に俺がテーブルに拳を叩きつけたら二人とも跳び上がった。マーティは椅子から落ちかけたんだよ! それから「えーっと、どうもありがとうございました、ミスター・ルーカー!」って言われて、俺がドアを出る前にマーティが後ろから「失礼、どこに行くつもりなの?」って。出て行ってほしい訳じゃなかったんだ! 彼は「街は出ないで、この役をきみに演じてほしいんだ!」と(笑) だからあの役を獲得するのはそんなに大変じゃなかった。『ミシシッピー・バーニング』に出た後で俺のことを聞いてたらしくて、俺に会いたいからとニューヨークまで飛行機に乗せたんだ。これで仕事をゲットしたわけだ。それで現場に行って……たぶん3日間かな、で撮影した後に保留になったんだ。待ちの状態になると彼らは俺をシカゴに送り返した。待たされたのは……たぶん7週間くらい。
BE:ワオ。
ルーカー:そう、保留期間が長すぎて製作部に電話したよ……マイケル・ブレグマンに電話して「まだ映画は進行中なのか?」って言ったら、「もちろん! 続いてるよ! 心配しないで、電話するから」って。実際、3日間仕事をして7週間以上待たされて、やっと電話が返って来たんだ……それからもう1日撮影して、俺の仕事は終わり!(笑) それが大変だったんだよ! 「どうしたんだろう? この脚本は難しくないのに!」って一人で言ってたよ。しかも待たされてただけじゃなくギャラもまだだった! 自宅でいつになったらまた仕事ができるのかって考えてる間にも毎週勘定書を受け取ってたんだ! あれはクレイジーだったよ。それが『シー・オブ・ラブ』での美しい経験だね。
BE:ジェームズ・ガンの名前がさっきちらっと出たね。『スリザー』の大ファンなんだ。
ルーカー:それはよかった! いい映画だよね。
BE:あれを観る為に妻と正規のお金(good money)を払ったよ。ちなみに僕は評論家なんだけどね。
ルーカー:いいお金(good money)で払ってくれてよかった。悪いお金を使ったら捕まるから気を付けた方がいいよ(笑)
BE:確かに。それにしてもあの映画は独特なトーンを持ってる。
ルーカー:うん、よくできた脚本だったし、よく整えられてるっていうのもいい表現だろうね。素晴らしかった。全然書き直す必要のない脚本に関わるのはゾクゾクしたよ。あの脚本はとても明瞭だと思った。手を加えるところがなかったんだ。全部がよかった。一言一句漏れなくおもしろかったよ。
BE:あの映画のおかげでグレッグ・ヘンリーの一生のファンになったよ。
ルーカー:(笑) だよね! 眺めてて笑っちゃうのをやめるのに2,3回かかったよ。ガンに「ルーカー! 笑うのやめろ!」って言われて、「何言ってんだよ? どうしても笑っちゃうよ、面白いから!」「けどあんたは自分のことでしか笑ってないだろ!」「うん、だって俺馬鹿ばかしく見えるじゃん! 最高だよ! 間抜けだ! 笑えるよ!」って。だってさあ、面白いだろ!(笑) それにグレッグ・ヘンリーには毎回笑わされたよ。あの映画を観るたびに彼で笑いが止まらない。自分にはもう飽きちゃったけどグレッグは最高だよ。
BE:あなたの携わったお気に入りのプロジェクトで、相応しい愛を得られなかったと思う映画はなに?
ルーカー:(長々と大笑いして) 相応しい愛を得られなかった…? 映画のこと? 俺のこと?
BE:どっちもかな。
ルーカー:そうだな、俺の知ってる俳優はほぼ全員、映画に出る時は役の大きさなんて関係なく「いいか、これは俺の映画だ」って思ってるよ(笑) 出番が多かろうが少なかろうが、「これは俺の映画だ、これは俺のシーンだ、これは俺の言葉だ」って思いながら映画に出るべきなんだ、いい? だけど…えーっと… (長い沈黙) 多くの端役がたくさんの愛と関心を得てる。資金がないというだけだ。もし愛と金を同一視するというのなら、俺が今まで出演した小規模なインディーズ映画の多くは十分な金がなかったけど、愛と創造性には溢れてた。時にそれこそが映画を小規模たらしめるんだ。潤沢な愛、潤沢な関心があっても、充分な資金はない。俺の出演した多くの小規模なインディーズ映画はもっと多くの資金に値したし、多くの映画にもっと資金があればなあとも思うよ。それを言うなら大規模な作品でも同じだね。いくらでも金があった『デイズ・オブ・サンダー』ですらそうだ。あのエンディングはちょっと変に感じた。俺のキャラクターがエンディングからカットされて個人的にちょっとへこんだんだ。でもその20年後にあの映画が戻ってきて、パラマウントも20年ぶりに戻ってきて、アーケードのレースゲーム版『デイズ・オブ・サンダー』を作ったんだ。それで誰に電話したと思う?(笑)
なんとびっくり、俺に電話をかけてきて、そのゲームのボイスオーバー全てをやったんだ。もうすぐにでもリリースされる予定だよ。あの映画は素晴らしい。あの映画でできたファンが大勢いるんだ。それに聞いてくれ。ほとんどの映画がもうちょっとの愛と関心に値するんだよ。大きい作品、小さい作品はあるとしても……どうだろう、今まで出た映画で愛や関心が不足してたものがあるとは思わないな。だけどもう一度言うけど、たぶん愛と関心じゃ映画を成功させるには不十分なんだ(笑) でもみんなそれらを得るために自分たちの力でベストを尽くそうと努めてるしきちんと仕事をしてる……それに、ああ、愛の話をするなら、作る側がそれを持ってる。彼らが全力を尽くしているプロジェクトに参加するのは本当に素晴らしいことだよ。プロジェクトの中でそれが気に入ってる。
BE:それじゃ『スペースシャトル2025』は適してたんだろうね。
ルーカー:『スペースシャトル2025』は時間もお金もなかったけどたくさんの愛と関心があったね。だからね、これはシェイクスピアでもなんでもないし、シェイクスピアが本当に偉大さの指標なのかもわからないけど、とにかくそういった映画のために我々は一生懸命やってるし、『スペースシャトル2025』は何も持たずに始めて何かを見つけ出したいい例だ。つまり、マックスは手元にある資金と時間を使って自分なりの最高の映画にしようと活動時間のすべてを費やしてきたんだ。
BE:Facebookでこの前の火曜日彼が「今日、女性の皆さんが出産する時の気持ちがわかりかけた。僕の場合は肉体の痛みではなく精神の痛みだった。数時間の間、あなた方に近づいた気がしたよ。『スペースシャトル2025』は今日正式に完成した」と投稿していたよ。
ルーカー:(笑) そう……? 嘘だと思うな! 彼はまだ忌々しい作業をしてるよ! 今日電話したけどまだタイミングの調整してたもん! だけどプロデューサーと監督に選択権さえあればこれまで作られたほとんどの映画で彼らは遡って何か微調整をすると思うよ。終わりがないんだ。『ウォーキング・デッド』は除くけどね。あのドラマには俺やその他全員、やったこと全てに全力を尽くしたんだ。一部のシーンに関してはもうやり直したくないね(笑) あのドラマの出番でやったことをやり直したい欲求はまったくない。前に進んで別のことをするよ。みんな祈ってくれてたらいいな……俺は祈ってる……観客が気に入ってくれるように、ドラマが成功するように、続けられる幸運とチャンスがあるようにって。
BE:ええと、話を進めて締めに入ろうと思うんだけど、『デイズ・オブ・サンダー』の繋がりで。プレミアの前日に真剣なゴーカートのアクションがあると聞いたんだけど。
ルーカー:(笑) あのね、あれは今年一番のプレミア・レースに躍り出るよ!
BE:(笑) そう聞いてるよ。
ルーカー:文句なしにそうだね! バージニア州ポーツマスでやるゴーカート・レースとNASCARとじゃ比べ物にもならないよ!(笑) 30号線だったと思うんだけど……どこであれそこに行くし、全員でゴーカートに乗って競争するんだ。それがみんなの目標だったんだよ……レースが待ちきれないよ! 行ってゴーカートに乗って競争するのがすごく楽しみ!
BE:僕も行く予定なんだ。絶対見逃さないよ。
ルーカー:そうだな、今他の人たちと手を組もうとしてるところだから、きみに賄賂を渡しておいて監視員として採用できるか確認してみるよ。人を押しのけて安全に通り抜けられるようにしたいんだ、俺の首を欲しがってる相手が大勢いる気がするから(笑) 楽しくなると思うよ…
BE:最後にこれだけ言って終わろうと思うんだけど、あなたのことを考えるといつも真っ先に浮かぶのが『JFK』で“This is nuts. This is crazy.”って言ってる姿なんだ。
ルーカー:(爆笑) 悪くないよ!
BE:真面目な話、あなたの名前を聞くたびに頭を過ぎる台詞なんだよ。
ルーカー:『JFK』について話さないといけないな。今までのキャリアの中で少数の本当にすごい映画に参加する幸運を得ていて、『JFK』はその1つなんだ。永遠に残る映画だ。あの映画の中で表現されている哲学や考えに同意しようがしまいが観た人に刻み込まれるんだ。それに撮影はものすごくおもしろかったよ。すごく楽しかった。
BE:始まりから終わりまで心を奪われ続けた3時間の映画はあれが初めてだったと思う。
ルーカー:そうなんだよ! 要するにそういうことなんだ、でしょ? 3時間に思えるような1時間の映画もあるかもしれないし、1時間に思えるのに3時間あって更にもっと観たいと乞うような映画もある。それが『JFK』だ。ただあっと言わされて「もう1回体験したい!」と思ってもう一度観に行く。あれと同じくらいすごいプロジェクトにぜひ携わりたいよ。あれはクレイジーだった。それにきみが楽しんでくれて嬉しいよ。ビル・ブルサードだぜ……(甲高い笑い)
BE:それじゃ、またドライブに専念してもらいたいと思うんだけど…
ルーカー:オデッサまで54キロ!
BE:(笑) …お話をありがとうございました。言った通り僕はバージニアにいるので来週ここで会うでしょう。
ルーカー:よーし! 楽しみにしてるよ!