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備忘録や情報まとめのメモ。間違いがありましたらご指摘いただけるととてもとても有り難いです。

コードネームU.N.C.L.E.

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 『コードネームU.N.C.L.E.』はとても好きですが、映画好きの層があまり観ていないドラマが元になった作品をどう予想して観ればいいのかわかりませんでした。古典的な作品ですよね。

ヘンリー・カヴィル:そうだね。とてつもなく楽しいドライブに終わるタイプの映画だ。真面目すぎないけれど根底にはシリアスもあって、セクシーな女の子たち、クールな車、スパイたちがいる――夏に観るには間違いない。それにこれはガイ・リッチー作品で、彼は特別な映画作りの技法を持っているから最高だよ。

『クール・スパイ・ムービー』と呼んでもいいですね。

カヴィル:(笑) 『クール・スパイ・ムービー』、そうそう、それが仮タイトルだった。そこからスタートしたんだよ。

なぜふたりともこの作品が2015年にうまくいきそうだと思えたんですか?

アーミー・ハマー:正直言うと、まず「ガイ・リッチーがこれを撮るよ」って電話で聞いたんだ。「ガイ・リッチー映画に出たい。すごく楽しそう。やろう」って。

 スティーブン・ソダーバーグは既に降板してたんですね。

ハマー:ソダーバーグとその話をしたことはないよ。僕が参加してる映画はガイとヘンリーと一緒のものだけ。

カヴィル:それとトム・クルーズだろ? で、彼はMI5を撮るために抜けた?

 ハマー:ああそうだね、一瞬一緒だったね。

今作でのヘンリーの声はとてもクールです。

カヴィル:(笑) 見つけるまでずいぶんかかったよ。

いつもあの声じゃないんですか?

カヴィル:違うよ。最初は――僕、これを何回も間違えてて――ケーリー・グラントだよね? そう、ケーリー・グラント。ロンドンでの4日間のプロモの間クラーク・ゲーブルって言っちゃってて、「ケーリー・グラントだったと思うよ」って言われたんだ。しまったよ。

じゃあ「クラーク・ゲーブルヘンリー・カヴィルにインスパイアを」っていう見出しを見かけても信じちゃいけないんですね。

カヴィル:そんなところから取り掛かったんだ。それからガイが「アクセントを真似るな、自分の喋り方を作って色々試してみるんだ」と。その後に結局「おい、なんだかアメリカ英語を喋れないイギリス俳優みたいだぞ」と言われた。それでもっとアメリカ人らしくして、今みたいな響きになるように調整した。でもやっと固まった頃には映画が3分の1進行してた感じだったな。

英米(Transatlantic)アクセントということ?

カヴィル:そう、その通りだ。英米両方の、気取った英国崇拝のアクセントだよ。

作品の雰囲気があれによって決定づけられている気がします。

カヴィル:そうなんだよ。ガイは耳がいいから満足してなかった。ぼんやりと「あー、直そうか」とか「それでいい」って言うんじゃなくて、「なってない」って言い続けてた。

僕はあのベタなボートチェイスを含むシーンがお気に入りです。途中、バックグラウンドでほとんど補足みたいにしてクレイジーなアクションシークエンスが続く中、ナポレオンはトラックで食事をしてる。

カヴィル:あれはみんなが好きなシーンじゃない? 言っておくけど僕にとっては厄介だったよ。ボートを乗り回してる時に隠れなきゃいけないタイミングがあったんだ、ある出来事の後僕はそこにいない設定だったから。僕はボートの底に横になって、アーミーが「オーケー、波だ! 揺れるぞ!」って言って、バーン!って。それを降りて真冬の車の中にずぶ濡れで座らなきゃいけなかったのも不愉快だった。

ハマー:WWⅡのボートに乗って ロンドンの港でレースできるなんて他に機会がある?

ヘンリーは『マン・オブ・スティール』で有名になってあの役でよく知られていますよね。かなり別人なのでナポレオン・ソロを観るのは衝撃でした。みんなとても驚くと思います。

カヴィル:兄が同じ事を言ってた。先日この映画を観た兄が「いつの間にか態度がでかくなったな」って。僕は「オッケー。ありがとう馬鹿野郎」と(笑) 確かに全然違うキャラクターだ。『マン・オブ・スティール』とはかけ離れていて演じてて楽しかったよ。

評論家と話してたんです、名前は出しませんが…

ハマー:この映画が気に食わなかったからだ。

そうじゃないんですが、マン・オブ・スティールに興味を持たなかった彼がコードネームU.N.C.L.E.を観てヘンリー・カヴィルのファンになったそうです。

カヴィル:嬉しいね。いい人を見つけた。

公平に言えば、『マン・オブ・スティール』にもユーモアはありました。

カヴィル:全然別だよ。種類が違う。マン・オブ・スティールのキャラクターはとてもストイックだ。ナポレオン・ソロもいいやつだけどめちゃくちゃ利己的なんだ。スプスとは違う。

『スプス』って呼ぶのいいですね。

カヴィル:うん、まあ仲良しだからね。

アーミーの『アントラージュ★オレたちのハリウッド』のカメオ出演は驚きでした。

カヴィル:『アントラージュ』に出てるの?

ハマー:(笑) そうだよ。

本人役で。

カヴィル:ほんと?

ハマー:不機嫌で意地悪なバージョンの僕役。

実生活では素敵な結婚をしてますが、本人役のカメオ出演では独身で女性に付きまとってますよね。

カヴィル:変なの。

ハマー:簡単に言えばエミリー・ラタコウスキーの元カレ役なんだ。で、ヴィニー・チェイスが彼女と付き合ってて、僕が彼に向かって「息の根止めてやる、無視すんな」的なことを言う。

カヴィル:楽しそうだな。

台本を読んだ時『俺エミリー・ラタコウスキーと付き合ってないんだけど』って感じでした?

ハマー:100%確実に僕はオリジナルの脚本にはいなかったんだと思うよ。

別の俳優のための役だったという事ですか?

ハマー:それか誰でもよかったか。『アントラージュ』のカメオの選び方って基本的に「誰か来られる? お願い。来て。私達を助けて!」みたいなメールを大量に送るんだと思う。僕はジェレミー・ピヴェンと知り合いで、「やあ、火曜はここら辺にいるの?」って聞かれたから「失業中の俳優だからいつでもいるよ。他にやることないし」って答えたら「1日アントラージュの撮影する?」って言われて「もちろん!」って。笑えるのが現場に行って「あなたのトレーラーはあそこ」って言われて入ったら空っぽだったんだ。「衣装は? 僕に着せたい服はある?」って聞いたら「私服でお願い」って言われて、「映画用の服なんて着て来てないよ!」って。

それじゃ、映ってるのはその日現場に行った恰好そのまま?

ハマー:そのまんま。「髪をセットするとかしないの?」って聞いたんだけど「いや、そのままで」って。「嘘だろ!」って感じだったよ。

カヴィル:僕だったら居心地悪いな。

ハマー:終わりよければすべてよしってところかな。

ジェレミー・ピヴェンとはどこで?

ハマー:以前向かいの部屋に住んでたんだ。8年前に出会って以来の知り合いだよ。

楽しそうなデュオですね。

ハマー:楽しいよ。いい時間を過ごした。

最近『ローン・レンジャー』を見返しました。すごく奇妙な映画ですよね。インターナショナル・プレスツアーであなたは評論家たちに叩かれたと話してましたが、そうだったとは思いません。奇妙な作品なのでどう捉えたらいいのかわからなかったんだと…

ハマー:そうかもね。

寄ってたかって叩くなんてありえないとは言いませんが、『ローン・レンジャー』は違うと思います。

ハマー:でも人々はそういう姿勢でアプローチしてなかった。人々がカッカしてるって僕が言った時は、ある意味ちょっと頑なになってるように思えた。不思議な映画だし。

でも不思議な映画としては売り出されてませんでした。それで観客の不意をついてしまったのではと思うのですが…

ハマー:よくわかるよ。あの映画を売り出すのは本当に難しいから。子供向けとは宣伝できないんだ、開始5分で人が心臓を抉られるからね。でも男が心臓を抉られる映画として売り出すこともできない、なぜなら大方は小さな子供がインディアンの老人のメイクをしたジョニー・デップと話してる映画だ。あれを売るのは大変だし、そういう風潮があちこちにある。

ゴア・ヴァービンスキー映画ですよ。

ハマー:それが問題なんだ、あなたが『ウェザーマン』が好きか『マウス・ハント』が好きか…

『ランゴ』。

ハマー:『ランゴ』ね! 実質あれは実写版『ランゴ』だ。

心臓が抉り取られるシーンつきのね。あなたの発言以来、評論家が徒党を組んだ訳ではないと思うと伝えたかったんです。人々が予期していなかった奇妙な作品というだけで。

ハマー:その通りだ、一つを押し出したけど百個もの要素がある。

あなたはウォークラフトの大ファンでは?

カヴィル:かなりプレイしてたよ。長い事やってないけど。また進化したらしいね。

ウォークラフト』と『バットマンvsスーパーマン』、どっちの方がワクワクしますか?

カヴィル:自分のスーパーマンムービーだよ(笑) そりゃそうだよ!

ハマー:(笑) ウォークラフトからはお金もらってないもん!

カヴィル:(笑) そう、ウォークラフトでは稼いでない。でも、そうなんだ、BvSは本当に楽しみだけど、ワールド・オブ・ウォークラフトについてはどんな風になるのかワクワクしてる。映画化は大変だしあの世界に思い入れのあるファンが大勢いるから。どうなるだろうね。

コミコンでお披露目になったバットマンvsスーパーマンの予告編では、今作のプロットはスーパーマンがマン・オブ・スティールで引き起こした破壊に結びついているように思えました。

カヴィル:DCのフランチャイズについてワーナーブラザースは大きな計画を整えてある。だから全作品が繋がってるんだ。映画単位で考えられてるんじゃなく巨大テントの支柱のような目線で考えられていて、どの物語も独立しつつ主要な問題に繋がってる。そう、大きな計画があるんだよ。

すぐに出回ったあのBvSの予告とMoSの映像の比較のGIF動画に基づけばいっそう答えのように感じます。あのGIF動画見ました?

カヴィル:(笑) GIFならたくさん見てるよ。

これはすごいんですよ。街でビルが切り裂かれるのを見ているベン・アフレックに並んでMoSマイケル・シャノンがビルを壊してるんですが、それが完璧に合ってるんです。

カヴィル:わあ、かっこいいね。

ハマー:それかっこいい。ちょっとしたイースター・エッグ(隠し要素)だね。

マン・オブ・スティールでの出来事と繋がってるんですよ。

ハマー:予告見て気になってたんだよ! でかいビルが真っ二つだなあって。あれマン・オブ・スティールに出てたやつなの?

カヴィル:ゾッドが我を失ってヒートビジョンをコントロールできなくて何もかもぶっ壊した時のだね。

現在はふたりともガイ・リッチー監督作品に出演していますね。元々ファンでしたか?

カヴィル:彼が誰なのかさえ知らなかった。いまだに名前を間違えちゃうんだ。ギー監督だっけ?(笑) いや、大ファンだよ。

ハマー:『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』と『スナッチ』どっちを先に観た?

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』。

ハマー:どっちの方が好き?

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』。時によって変わりますが。納得ですか?

ハマー:完璧に。『スナッチ』を最初に観た人って――僕がそうなんだけど、『スナッチ』が好きなんだ。僕も抜きつ抜かれつ、両方好きだけどね。でもプレイヤーに入れるなら『スナッチ』なんだ。ガイの作品は会話や論議を生むのが面白いよね。

ふたりの化学反応が映画に一役買っていますね。

カヴィル:僕らは科学者だ。

ハマー:そう、科学者。錬金術師。

そういう風に言うものでしょ。決まり文句ですよ。好みじゃない?

ハマー:僕は何とも思わないよ。

カヴィル:ちょっと使われすぎだと思う。

あー、それじゃ、ふたりは相性最悪ですね。

ハマー:オッケー、それかこう。『撮影中はお互い気に食わなかったですか?』

今は仲が良さそうですが、作中のふたりは上手くいってなかったですよね。

ハマー:うーん、撮影の時は同じ部屋にいるのを避けて全部撮ったし…

カヴィル:別々に…

ハマー:で、後から重ね合わなきゃいけなかった。

カヴィル:ホビットを撮ってるみたいだったよ。

アーミー・ハマーQ&A(2012年)

ローン・レンジャー』出演後のQ&Aが面白かったので訳してみます。

アミハマさん『ソーシャル・ネットワーク』の音声解説で、あれ、スタッフさんが喋ってる?と思うような裏方的な情報を喋っていておもしろいなぁと思ったのですが、勉強してるんだろうなぁ。

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Hammer of the Gods

『J・エドガー』におけるJ・エドガー・フーヴァーとクライド・トルソンの関係について、脚本のブラック氏とアミハマさんの話を訳してみました。

確か別のインタビューで年上の(ゲイの)友人と話して当時の情勢について話を聞いたと話していた記憶があります。

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2011/9/5 CraveOnline

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アベンジャーズ前のクラークさんのインタビューが楽しかったので訳してみるー。

 CraveOnline:(S.H.I.E.L.Dエージェントのコールソンの)役をもらった時、このフランチャイズにおいていずれ重要なキャラクターになるということを誰か知っていた?

クラーク・グレッグ:まさか、そんな予定はなかった。彼はまさにふと現れて書類を持って来てふと消える役だった。本当にそれだけが彼の仕事。やって来て誰かにブリーフケースとかそんなような物を渡してたんだ。何でもない役だった。でも素晴らしいキャストだったし(ジョン・)ファブローのことは大好きで、「やる?」って感じで聞かれて、僕は「カットするつもりだろうけどそれが何だっていうんだ? 顔を出すべきだし、少なくとも大好きなロバート・ダウニー(・Jr)と撮影できるんだからやらないと」って。そこで起こった事がうまくいったのは一種マーベルのスマートさの象徴だ。脚本家たちが提案したコールソンとスタークの冗談めいたやりとりにロバートと僕が提案し、スタッフたちはすぐにそれに応じてくれた。そしてそれは突然台本に入ったんだ、彼らが「来月と再来月は空いてる? 色々書き足し始めたよ。この映画の中でのコミックリリーフを超えて意義のある役だ。S.H.I.E.L.Dについて大きなプランがあるんだけど、その導入役になってもらう」って。僕は「うん!空ける!何よりもそっちを優先するから」って答えた。

そして電話がかかってきたんだ、「いいか、コールソンはアイアンマン2で帰って来るぞ」「なんてこった!また出れるの!?」。それからアイアンマン2の撮影があって、渡された草稿でニューメキシコに行くって台詞を言ってたから「ニューメキシコに何があるの?」って言ったら、彼ら「えっ、きみだよ!きみマイティ・ソーに出るんだよ!」って言われた。「何それ!本当に!?いつ?いつ!?」って感じだったよ。それからコミコンでのマイティ・ソーのパネルの時にステージに行く直前にジョス・ウェドンがやって来て自己紹介して、「きみにアベンジャーズでかなり大事な出番を書いたんだけど…アベンジャーズのキャストとして紹介していい? ロバート・ダウニー(・Jr)とジェレミー・レナーとマーク・ラファロと一緒に。全員ここにいるんだ」って言うんだ。僕は「うん、いいと思う」って(笑) ――だから毎回毎回嘘みたいなこの出来事は、なんだか奇妙な、Make-A-Wish Foundation*1みたいなものなんだ。誰かからきみは余命二週間だって伝えられるのを待ち構え続けてるよ。

CraveOnline:マイティ・ソーでのあなたのキャラクターの微妙な変化が興味深いです。アイアンマンでは言ってみれば…トニー・スタークにナメられてるけど、マイティ・ソーでは威張り散らしていてGメンみたいな感じだよね。

クラーク・グレッグ:あれはエージェント・コールソンのとある一面だと思う。彼は、時々キツい皮肉を食らってテイザー銃で脅される必要があるブッ飛んだ金持ちのトニー・スタークを管理しなきゃいけない。それはどこか変になった北欧の神だと判明するハンマー男に対応しなきゃいけないのとは違う。エージェント・コールソンが対処すべきまた違う状況だ。誰だって自分の失敗をニック・フューリーに報告しに行きたくないだろ。楽しい一日って感じじゃない。

CraveOnline:アベンジャーズではあなたのキャラクターの新しい一面を見られそう? 独りでスクラルの艦隊をやっつけたりするチャンスは?

クラーク・グレッグ: そうそれ!今独りでスクラルの艦隊をやっつけてるんだ!

CraveOnline:最高だね。

クラーク・グレッグ:なんてね。『独りでスクラルの艦隊を』は違う…クリーをやっつけてるんだ!

うそ、冗談。そうだね、確実に新しい要素はある。今回エージェント・コールソンがやるのはかなり違った新しい物事だよ。 今作は現れた脅威との戦いにおけるいわば『大集合』だ。そしてジョスは…ジョスは僕らがそれぞれのキャラクター、スーパーヒーロたちやエージェント・コールソンについて知っていることを取り入れて、既存のものの上に作品を築く達人なんだ。

CraveOnline:ジョス・ウェドンは人気キャラを殺す達人でもあるよね。実際あなたのことがちょっと心配。

クラーク・グレッグ:うん、それ読んだことあるよ! 読んで知ってる。みんなが心配してくれるのは光栄だけどこの話はやめてもらいたいんだよ、誰かさんの耳に吹き込む事になるから。今まさにアイアンマン3を作る話をしてるんだけど、誰かが「たぶんエージェント・コールソンは死ぬし」って言うと、「おいおいおい!これは今までで最高の仕事なんだ!エージェント・コールソンが殺される話はやめてくれ」ってなるんだよ。

CraveOnline:(笑) まあそうだね。

クラーク・グレッグ:いや違うんだって。早い段階でジョス・ウェドンに話したんだよ。「ねえ、なんでみんな揃ってこう言うの?」って言ったら「ああ、そういう事やったことがあって。心配ないよ。きみは安全だから」って言ってたよ。

CraveOnline:それが聞けて本当に嬉しいよ。あなたが出たマーベル・ワンショットの話に移ろう。『相談役』(マイティ・ソーのDVD/Blu-Ray特典)を見たところなんだけど、ロス将軍が(インクレディブル・ハルクの終わりで示唆されていたにもかかわらず)アベンジャーズにならない理由を説明することで、単なるエンターテインメイントだけでなく一連の物語の穴を少し埋め始めてるよね。ずっと意図してたの?それともあれはあなたたちが語りたかったキュートな話のおまけなの?

クラーク・グレッグ:そうだな…こういう短編を撮るアイデアはお遊びで考えてたんだと思う。いつも「まだあまり他の人がやった事ないことで他に何ができる?」って考えている人々がいるんだ。これは彼らが試してみたかったことの一つなんだろう。ストーリーだとか映画の時系列のギャップを埋めることがどれだけ元から決まってたのかは本当にわからないよ。でも確かにそれが台本に入ったことで明らかに彼らの大きな動機の一つになった。

 CraveOnline:ソーのハンマー墜落現場への道のりで起きるファニーな出来事ってどんな事?

クラーク・グレッグ:ああ…そうだ、それがあるんだ! 引き続きちょっとした興奮があると思うし、たぶんコールソンが新しい、ちょっとした食えない一面を見せることになると思うよ。

CraveOnline:『ザ・ホワイトハウス』などでFBIのエージェントや似たタイプの人々を演じてきてるよね、『スパニッシュ・プリズナー』は違ったけど。すべてのキャラクターを同じように役作りしてるのか、それとも毎回ゼロからスタートするのか聞きたいです。

 クラーク・グレッグ:似てないと思いたい。エージェント・コールソンは僕にとって大きな違いがあるんだ、『ザ・ホワイハウス』で演じたマイク・キャスパーだとか、…(笑)、きみの言ってることは正しいと思う、似たキャラは2,3人演じたことがある…もしくは『特捜刑事スパルタン』のシークレット・サービス役とかね。彼が人を殺さなきゃいけなかった場面では元軍人らしかったけど。

CraveOnline:『特捜刑事スパルタン』大好きだったよ。テレビシリーズのウルティメット・スパイダーマンでもエージェント・コールソンを演じてるのを見たんだけど?

クラーク・グレッグ:うん、そのとおり。エージェント・コールソンにかっこいい台詞があるんだ。ニューヨークの高校に若いスーパーヒーローたちが潜伏してる話で、『コールソン校長』は彼らの世話役なんだ。校長としても潜入してるんだよ、面白いよね。

CraveOnline:心配する相手には事欠かないね。

クラーク・グレッグ:ほんと。

CraveOnline:もう1つだけ質問が。『セックス・クラブ』が大好きだったので個人的に重大な質問なんだけど、次に監督をするのはいつの予定なのか気になるんですが。

クラーク・グレッグ:ありがとう!脚本を書いて今まとめてる映画があるんだ。10月中に撮影が始まるはずだからもうすぐだ。ちょっとだけまとめるものがあって、できれば……ごく短期間の撮影になる予定なんだ。おそらく一か月かもうちょっとだね、1月までにお見せできればと思ってる。

CraveOnline:素晴らしい。どういうジャンルの映画なのか教えてくれる?それともまだ内緒?

クラーク・グレッグ:子役俳優のエージェントに関するネオ・ノワールのつもりだ。『Trust Me』っていうんだ。

CraveOnline:すごく面白そうだね。

クラーク・グレッグ:ありがとう! 台本には満足してる。うまくいくことを願うよ。

CraveOnline:今のところ発表された作品両方とも好きだよ。他にもあるのかもしれないけど。『セックス・クラブ』は明らかに素晴らしかったし、『ホワット・ライズ・ビニース』は良い緊張感のあるスリラーだと思う。

クラーク・グレッグ:ありがとう!ありがとう。両方とも本当に良い経験だったよ。ジョス・ウェドンやケン(ケネス)・ブラナーやジョン・ファヴローみたいな人達と撮影現場で過ごすことができて脚本の技術は進歩しているような気がするから、今までのものより更にうまくいく事を願ってる。

*1:難病と闘う子供の夢を叶える団体